宛名のない手紙のように なんか言葉にできない 忍者ブログ
diary4(23)     diary3(176)     diary2(18)     diary(129)    
  2025/06  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30   
06.06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

07.26   comment (0)
「知と愛」読み終わりました!
感動して涙が…
人の一生が四季のように感じました。

自己を認識し、自分を包んでいた世界から抜け出そうとする少年時代。
自我の芽生えを感じて、不安のような喜びと焦燥に満ちる春。

生と性に忠実にあり、人生の一番美しい時期に全ての美しいものに触れる青年期。
精力にあふれて、無我夢中に快楽を求める夏。

夏の熱を内にひそめながら、養われた思想や精神を衝動のままに形にし吐き出す壮年期。
今まで育ててきたものが実り、様々な知識や経験が自分のものとなる収穫の秋。

そして冬。老いが死を連れてきます。
それぞれの時代に意味があり、その全てを死が終わらせるという壮大なストーリーが1人の人間にはある。

主人公のゴルトムントと共にこれらを追体験することで、人生を一巡りしたような気になりました。

だめ〜書ききれない〜〜〜!なんなのこれ。

永久に続くものは何一つ無いという事実。
快楽と苦痛は両極に位置しているが、本質的には一緒だということ。
そしてそれは一緒になることは決してないこと。
精神世界=イデアへの郷愁と、現実世界で生活しなければいけないことに対する絶望。

どうしようか、この研究課題(笑

思索することに関しては天才かもしれないが、精神世界だけ発達して、自己を確立していない人を神秘家というそうです。
詩作をしない詩人や、絵を描かない絵描きなど、何も生みださない人。
荒野で孤独に耐えている人、自分を見いだせていない人は不幸だと。
私はどうなんだ。
不幸なのかもしれないな。

女性は愛の結晶として子供を生むけど、その子供が自分の証明だとしたら。
生まれながらにして女性は自分が自分でありえる機会を得ていることになりますね。

語彙が足りないのがホントに辛い。
あ〜どうしよう。人生どうすればいいんだ(笑

とりあえず、ヘッセは今の私にとって特別に大きな存在です。
世界中で今一番あたしがヘッセを好きな自信がある!
切ないことにこれも永続的ではないんだろうけど。

さてと。
ひとしきり興奮したところで、明日は政治と行政のテストです。
これからあと一踏ん張り!
PR
comment to this article
name
color
URL
text
pass    
prev  home  next
忍者ブログ  [PR]

(design by 山瀬)